▪️8.22 MODしています。

■いや機材をね。

割と機材遍歴、なかなかうちはダイナミックに思想の転換が起きていたりする。
一番の争点はいつでも一つ。”自作するか、買うか” これ、ほんといろいろありました。

■そもそもですね

割と岸田教団ギター担当2名ははっきりいってギター機材自作勢として10年選手なんですね。
そもそも俺とはやぴーさんが仲良くなったきっかけはワウの改造とファズの自作について
ディスカッションを行ったことがきっかけだしね!
あの頃はよくBelden8412をバラして内部配線材とかに使ったりしてたなあ・・・。
今思うとフックアップワイヤーで太めのやつ使えばいいだろバカか!って思うけどさ(笑

そんな僕らも割と自作機材中心の時期もあれば自作機材のクオリティが足りずに
市阪品中心の頃とかもあったりして遍歴が激しいです。

■今回のCDから

実はまた自作品と改造もの中心に完全に回帰しています。
空間系や複雑でちょっと自作が難しいもの以外はほとんどが
オリジナルの機材中心の構成。
ワウ、ギター用プリアンプ、オーバードライブ、コンプレッサー、ファズ。
そして独自のマーシャル系MODアンプ。
思えば幻想事変の頃はファズやブースターとか自作品だったもんな。
まあコンプ作ったのは今日だからCDではMXRのやつだったけど。

その後結構市販品の比率が上がってきて、2016年とかあの辺りから
自作品では太刀打ちできなくて大分市販品使用率が高く9割超えてたんですけどね。
これじゃいかんでしょ、自作勢としてもうちょっとちゃんと研究しよう!という機運が高まり
二人であれこれ話し合って、部品や回路の知識を改めて学び自作品の質を高めました。
はやぴーさんはディスクリートのファズを中心とした研究をして
俺はRecエフェクターの自作などを通じて得た知識をギターエフェクターにも使えるように。

結果、岸田さんは割とハイファイすぎない範囲でクリアでワイドなエフェクターを、
はやぴーさんはクラシカルでミッドの質感が良いエフェクターを作りはじめ、
今回のRecでは大々的に使用しています。
ちなみに二人で半ばライバル的に日々新しいエフェクターを作っていますが
同じ種類のエフェクターを作っても全く傾向・毛色が違ってて
物によっては相手の分も作ったりします。
岸田さんが作ったものは扱いやすく、音もクリアな傾向です。
はやぴーさんが作るものはコントロール性が演奏に激しく依存し、音もエゲツない傾向です。
イメージ通りすぎて逆に面白いなと思っています。
なんか使う部品の趣味、センスが全く違うのよ。ほんと。
この分だと同じエフェクターを同じ定数で作ってもなお音が違いそうです。

■結論としては

やはり可能であれば自分で自分に合わせて追い込んで作るとかっこいい音はしやすい。
ギター用のエフェクターなんて9Vたかだかの規模感でオーディオクオリティなんてあってなきがごとし。
最後はセンスと相性がものをいうのだ・・・。

■そういうわけでして。

実はこっそり機材面も今回はまさに”MOD”だったんですよ、という話でした。

Scroll Up